Maria Timo Alto ちえりあにて 2012年5月24日
マリア・カラニエミを知ったのは「Napoleon」という曲に出逢ったのがきっかけです。2008年のカンテレキャンプの発表会。ヴィルマ・ティモネンの講座を受けた方たちが演奏した「Vanha Haamarssi Pohjanmaalta」(ポホヤン地方の古いウェディングマーチ)を聞いて、その曲の美しさに思わずこころの雫(涙)が目から。
そしてその曲を、アコーディオン奏者のマリア・カラニエミが「Napoleon」という曲名で演奏していること、「Iho」というアルバムに収められていることをあらひろこさんから伺いました。そのCDを一冬聞き続けて、レコードだったら白い粉を噴いていたかもしれないな〜。
カンテレクラブでは5弦で、ラウルプーでは中型カンテレやファゴット、鍵盤ハーモニカでも演奏したり。札幌でカンテレを弾いている人には、とても馴染みのある曲になりました。
2010年春のアイスランド火山噴火のため、秋に延期になったマリア・カラニエミ東京コンサート。ラウルプのプーが行けなくなり、代わりに?行かせてもらいました。その時、ぜひ札幌にいらして頂いて、カンテレ仲間とナポレオンを聞けたらと願いました。こんなに早く叶うとは…フィンランドデイズに感謝。
夢に見た、フィンランド伝統音楽巨匠たち札幌コンサートの一曲目はナポレオンでした。
フィンランドデイズのプロデューサー高橋正和さんが『葉の上に溜まった朝露が光を浴びて地面にすべりおちる。ティモのピアノの音はそんな様子でした。』とブログに書かれていました。ティモさんのピアノが朝露だとしたら、マリアさんのアコーディオンは光と影と。そしてアルトさんのフィドルは大地の大らかさ。水と光と影と大地を司る妖精たちの織りなす音楽を聴かせてもらったようなコンサートでした。静かで美しくて輝いていて温かい至福の音楽。その余韻は切ないくらい。初めて心からフィンランドへ行ってみたいと思ったのでした。
【関連情報】
2017-1-21リンク修正
札幌各所で「フィンランドデイズ!!」まんまる新聞
Maria Kalaniemi
Alto Jarvela
Timo Alakotila
FREE PAPER WG OFFICIAL WEB:こみあげる音楽
フィンランドデイズのプロデューサー高橋正和さんが、ブログで紹介されていたので、訪ねてみました。「彼らの音楽のような人間になりたい…」と書かれていた。そう思う。
Drakskip
スウェーデンの音楽を中心に演奏しているドレクスキップの2ndアルバム「星と人」にも「Napoleon」が収められています。今月札幌でビロビジャンとコンサートがあります。