稲城は梨の産地ですが、高尾ぶどうの産地でもあります。
高尾ぶどうは巨砲を親として誕生した黒い大粒の実で、とても甘い高級ぶどう。
田中敏夫さんはぶどうを作り始めて25年になるそうです。
東長沼永喜園
(ながきえん・永は長沼の長の音から喜は先代のお名前から)
上を向いている粒、飛び出している粒、ぎゅうぎゅうに詰まっている粒、しおれている粒を手でひと粒づつ、一房およそ70粒位になるまで間引いていきます。
そのままですと実が青いままで黒くならないのだそうです。
こんなにスカスカでもいいのかしら?と思うくらいにまで落とします。
梅雨の合間の夏日、葉の茂るぶどう棚の下でこんな風でいいのかしらと田中さんに見ていただきながら、私もさせていただきました。
これがなかなか楽しいのです。実が色づくのは7月10日頃。
収穫は8月下旬から9月の上旬だそうです。