さっぽろ雪まつり第36回国際雪像コンクール

雪まつりでは、大きな雪像ばかりでなく小さな雪像も登場します。特に国際広場の雪像はお国柄が出ていて楽しめます。今年第37回国際雪像コンクールでは、13チームが参加して(1チーム3人)、4日間で雪像を作り競いました。スウェーデン、リトアニア、フィンランドの雪像をご紹介します。『』内の日本語と英語の解説は雪像のプレートに書かれてあったものです。
スウェーデン「魅惑」
↑スウェーデン「魅惑」
『孤独から脱しよう。』
↑SWEDEN “CAPTIVATING”
『Breaking out of isolation.』


リトアニア「グローブ」
↑準優勝!リトアニア「グローブ」
『この彫刻は、どのようにネズミが手袋を見つけて、森の他の住人たち、カエル、ウサギ、キツネそしてオオカミと楽しい共同生活をすることに決めたかというおとぎ話をベースにしています。彼らにとってはこの上ないお家でしたが、クマが手袋に住もうとして…手袋は破れてしまいました…。』
↑Second place LITHUANIA “GLOVE”
『Sculpture based on the origin fairy-tale about how the mouse found the glove and decided to share nice dwelling with other habitants of the woods : frog, rabbit, fox and wolf… It was good house for them while bear decided to dwell in the glove… And the glove ripped off…』
ところで、
ウクライナにもそっくりな民話「てぶくろ」があります。森の中で、おじいさんが落とした片方の手袋に、ネズミ、カエル、ウサギ、キツネ、オオカミ、イノシシ、そしてクマが住むのです。お話は、戻って来たおじいさんが手袋を見つけて終わります。読み聞かせをした時に、子どもたちは、おじいさんの手袋は、一体どんなに大きいの?という疑問も挟まず、住人が増えどんどん膨らんでいく手ぶくろを楽しみました。
フィンランドの象
↑フィンランド「海底のキス」
『みなさんが海を見るとき、見えるものと言ったら、せわしない波とその波の上にのる泡ぐらいなものでしょう。でも海面の下には「新しい世界」が存在するのです。深い海の底では泡立っています….孤独な心は、もう一人の誰かを見つけるのです。』
↑FINLAND “A KISS IN DEPTH”
『When you look at sea, the only visible things are the restless waves and the form riding on a crest of the waves. Below the surface of the sea, there exists a whole new world. In the depth of the sea it is bubbling… A lonely heart has found another.』
来年は作っているところも、ぜひ見てみたいです。伝統楽器カンテレの生まれた国フィンランドチームの応援!そうだ、広場でカンテレを弾いたり歌ったりして応援するのも楽しそう。
【関連情報】
第60回さっぽろ雪まつり:第36回国際雪像コンクール
【サイト内関連情報】
さっぽろ雪まつり第35回国際雪像コンクール

2件のコメント

  1. 今年も?雪祭り行きませんでした(笑)
    それぞれの雪像、さすが、タイトルがいいね〜
    孤独がテーマの私は共感します(笑)
    モチーフも、神話に出てきそう…
    夢が溢れてていいわあ(^O^)

  2. コメントありがとう。
    北欧の雪像はテーマが一味違います。
    >モチーフも、神話に出てきそう…
    やっぱり、それぞれの地域にはそれぞれのルーツがあるのですね。
    雪まつり会場に素敵なsnow cafeできたらいっしょに行きましょう。

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