平和

ここ数年8月6日は広島市長 秋葉忠利氏の
平和宣言をテレビで聴いていました。
声のトーンも清々しく、思いや意志がストレートに心に届くスピーチです。
今年は早朝から出かけていたので残念に思っていましたら、夜にNHKで放映された「平和巡礼2005広島・世界に伝えよう被爆者の心」で英語でのスピーチを聴くことができました。
年月を明言して達成目標を表明していらっしゃることにも感服です。
それに何と英語が堪能でいらっしゃること。
また番組の中での五嶋龍少年のヴァイオリン演奏、クライスラーの「愛のよろこび」の選曲も演奏も印象的でした。
平和宣言は平和市長会議として世界112か国・地域の1,080都市(平成17年8月現在)に大きく広がっているそうです。
稲城市も市政20周年の年、平成3年3月7日に平和都市宣言をしています。
参照:稲城平和コンサート
東京都市長会会長の石川良一市長も今年1月に全国市長会が「核兵器廃絶を求める決議」を採択したことに熱いエールを送っています。  
そして稲城のSさんが再び、広島からの帰りの新幹線よりメールを送ってくれました。


『昨日6日は朝から平和祈念式典に参列しました。
朝から日差しが強く、式の始まる前から肌はぴりぴりと痛みます。
蝉の鳴き声に包まれながら、60年前の今日から現在まで続いている広島の深い深い悲しみと苦しみを思いました。
新聞で読んだかと思いますが、広島市長の平和宣言の言葉ひとつひとつは本当に重いものでした。
まさに今こそ、私たち自身が果たすべき責任に目覚め、行動に移す決意をする、継承と目覚め、決意の刻であると思いました。
この日の夕方に催された日本山妙法寺の法要には、ストーンウォークに参加した大勢の老若男女、アイルランドの反核運動家の方、韓国のお坊さん、マサチューセッツ州で「ハウス・オブ・ピース」(戦争、紛争によって心身の被害に遭われた人々や、障害者の憩いの場として自宅を開放)を運営しているアメリカ人のご夫妻などなど、様々な方々が参列されました。
法要の後のお食事会で伺った皆さんのお話を聞きながら、戦争のない平和な世界を希求する連帯感に包まれるのを感じました。
言葉では上手く表現できないのですが、戦後60周年の広島の地だからこそ感じることができたことがたくさんありました。
今回私が広島に行こうと突き動かされた高橋哲哉さん(東大教授)の言葉「学ぶとは積極的で能動的な姿勢のこと。受け身では戦争について学べない」という言葉をまさに実感しています。
最後に…ストーンウォーク全日程を歩かれたお坊様(とてもご高齢!)は石を引きながら、ゴルゴダの丘に向かったキリストの姿を思い浮かべていたとおっしゃっていました。
そして、今回ストーンウォークに集まった若者たちの多くが、インターネットで集ったことについて、新しい市民活動のかたちを感じたともおっしゃっていました。
Yさんがインターネットで知ったストーンウォークの情報を私に教えてくれて、たまたま私がストーンウォークに協賛していた日本山妙法寺とご縁があって…。
国籍も年令も信仰も異なる者同士が、平和へのひとつの思いを拠り所に集えたことを思うと、インターネットがもたらす新しい市民活動の可能性は無限に広がりそうだなと思います。
「広島に来たら、いろんなところに平和っていう漢字があるから、僕覚えたよ!」子どもの言葉です。』
さて、私の平和宣言は?
広島市ホームページ
今年の平和宣言と、その歴史を見るには、
トップ画面左の目次「原爆と平和」をクリック →「平和宣言」をクリック。

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